店舗勤務日誌(10月15日〜)

お仕事

全国に調剤薬局を展開している、株式会社ウィーズの社長竹林です。
10月15日の週は2日間とも終日店舗で薬剤師として勤務してきました。

大塚台店(都内) 終日

11日金曜日発行の処方箋を持参して来局された患者さんが2名ほどいらっしゃいました。(それぞれ別の医院さんの処方箋でした)
おそらく12日の台風の影響と祝日が重なったため、今日まで来局出来なかったのだと予想されます。処方箋の使用期限は処方箋発行日含め4日間です。来局時ちょうど4日間過ぎており、お薬をお渡しすることが出来ませんでした・・・。

患者様にとっては、そんなことは知らない!!!薬を出して!と、思われると思いますので、処方箋の使用期限について親切丁寧に理由をお伝えし、ご理解いただくことが出来ました。こういった問題は薬剤師にとっては当たり前かもしれませんが、患者様にしてみれば理不尽な問題ですので、怒りでクレームに繋がってしまうこともあります。しっかりと説明をして患者様に不便がないように心がけましょう。

川越店(埼玉県川越市)終日

ある患者様がご来局されました。

患者様

実は先週の土曜日(12日)に受診の予定だったんだけど、台風の影響で来院出来なくて今日になってしまって。薬が手元にほとんどなくて焦ってたんです…。

話を伺うと台風が関係して、来局が遅れてしまったようでした。

患者様はある慢性疾患で通院を続けておられるご高齢の方でした。そういった条件の患者様に関しては災害時など不測の事態を踏まえて、残薬は5〜7日分手元にあると安心かもしれないですね・・・。
また、お薬手帳に記載してある服薬情報もとても大切なので、お薬手帳の活用の重要性を患者様にはお伝えしました。

現在、日本全体で見ると1年間の残薬による医療費は100億円を有に超えると言われています。今後高齢化社会が一層進むことによってさらにその額は拡大し、日本の医療制度の崩壊にもなりかねません・・・。

そういったことを踏まえて、無駄に残薬は出さないようにすることがベストではあるものの、今回のようなケースもあると考えると残薬についての考え方は一辺倒にすることは難しいし、議論が尽きないなぁと思ってしまいます。
患者様と、薬剤師の関係構築もとても重要だと思いますので、少しでも多くの患者様のかかりつけ薬局となっていただけるよう信頼関係を築いていければと思った次第です。