2019年10月薬価基準改定について

こんにちは!

ちょっと今日は真面目な話題。
2019年10月1日実施となる、薬価基準改定について、お話していこうかと思います。

薬剤師の皆さんなら興味があるはず!今回の薬価改定どんな感じだったか、ざっくりまとめてまいります😎😎

なんでこの時期に?

【消費税増税のため】ですね。
8%から10%に消費税が引き上げられるのに際し、調整を行うというのが、この時期に薬価改定が行われた主な理由です。

消費税が高くなれば、卸さんから購入する薬の価格は高くなりますよね。ですが、薬の最終的な販売価である薬価は国に決められているので、薬価をあげてくれないことには、医療機関が消費税増税分の負担を被ることになります。

それは消費税は消費者が負担するという考えに反することになるので、消費増税のタイミングで薬価改定がはいったということになります。
(消費税増税急遽中止‼‼とかになったらどうなるんだろ笑)

で、薬価上がった!?

ということで、薬価は消費増税分上がるはずですよね!どのくらい上がったか見てみましょう☺☺

薬価改定率は、医療費ベースで▲0.51%(薬剤費ベースで▲2.40%)であること。このうち、実勢価改定等分は、医療費ベースで▲0.93%(薬剤費ベースで▲4.35%)であり、消費税対応分は、医療費ベースで+0.42%(薬剤費ベースで+1.95%)であること。

引用:厚生労働省 薬価基準改定の概要

 

 

あがっ・・・・・あが?????😨😨😨

あがってねえええええ、下がってるやんけ😫😫😫
ふぁー!!!!ふぁふぁふぁのふぁーー!!!!!

はい。薬剤費ベースで、マイナス2.4%の改定率となっています。

どうして薬価下がった?

消費増税分を補填する目的、だけではないからですね。今回の薬価改定が。
市場実勢価格が反映されたためです。

薬価の決まり方は、市場実勢価格加重平均値調整幅方式できまります。
すごい簡単に言ってしまうと、実際に医療機関に納入されている価格も参考にして、薬価決めさせてもらいますねん。といった感じ。

前回の薬価改定から時間もたってるし、ちょうどいいタイミングだから市場実勢価格調整もやっちゃうねといったところでしょうか。

個人的に計算したところ、先発医薬品と後発医薬品で、薬価の改定幅に大きな差がありました。
先発医薬品がマイナス2%程度に対して、後発医薬品はマイナス11%です。
(爆速で計算したため、ミスがあると思うので、細かい数字は出さないことにします。ご了承ください)

 

薬価差益額も同じくらいには圧縮されるので、この部分に頼っていた薬局はしんどい思いするかもしれませんね。

 

( 埼玉県 薬剤師 20代 男性 )

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です