残雪の鈴鹿7マウンテン竜ヶ岳-後編-

こんにちは。おとのです。

先日の…

「残雪の鈴鹿7マウンテン竜ヶ岳」-前編-からの続きになります。

まだ前編見てない方はこちらから、是非!!

分岐から中道登山道から上がっていくと、道が細くすれ違えない程の崖沿いの雪道を1時間程歩き、疲労も溜まってきたところで、五階滝の渡渉をします。

スリル満点!!

五階滝の渡渉を超えて下って行きますと、渓流沿いにでます。渓流沿いは景色は良いものの、雪は深いため進みづらく、見通しの良い分、周りに誰もいない事がわかり、孤独感との闘いになります。

雪山で1人ぼっち…。

渓流沿いを1時間ほど進んだところで、砂防ダムの鉄のハシゴがみえてきます。高さは5,6mくらいですかね。いつもは緊張する場面ですが、いつ崩れたり踏み抜くか分からない、足元を進んできた為、信頼できる足場を元気良く登って行きます。

通称:ホッチキス…しらんけど‼️

登り切ったところで、登山口から3時間。標高は600mほど…。この竜ヶ岳1092mの山ですから、

3時間も悪路を歩き続けて標高的には未だ半分…。

残り1.2kmほどらしいですが、この距離で500mを一気に登るという事は、かなりの急登であり、足元も雪と泥濘みで悪条件。滑落のリスクが高いと判断します。

最後の山頂アタックを目前に気持ちを切り替える為、ここで一度、ティーブレイク。

冷えた身体にココア最高!!

山頂全開アタックの開始です‼️

斜面にアイゼンの爪を引っ掛けつつ、全身を使って登って行きます。足元やグローブは土で汚れますが、気にしてる余裕はありません。

泥まみれになりながら登る事1時間…

ようやく樹林帯を抜け、竜ヶ岳の尾根に出ました。

登山口からここまで、誰ともすれ違う事なく悪路を歩く事4時間…。

疲労感は調剤の棚卸しの2回分程のしんどさです。

強風吹き荒れる真っ白な尾根を暫く歩き、時計を確認すると

標高1082m‼️残り10m登れば山頂‼️

霧が深く視界は20m先程までしかありません…。

山頂は全く見えませんが、確かに少し登った先に山頂がある事を理解し、

全身の毛が逆立つような喜びと高揚感!!

ついに…ようやく山頂に到着しました‼️

自分おつかれ〜。

残念ながらガスで眺望は見られませんでした…。

ここまでの旅路を噛み締めるかのように、三角点へ手を添えます…。風も強い為、休む余裕もなく山頂を後にします。

寒い…

尾根沿いに下山していくと、「シロヤシオ」の群生が霧の奥に見え始めます。

このシロヤシオ、春になると白い花を咲かせ、竜ヶ岳の山容と遠くから望むと羊の群れのように見えることから、竜ヶ岳の名物となってます。また、天皇ご夫妻はこの花がお好きで「この純白の花のような純真な心を持った子どもに育って欲しい」と祈りを込め、愛子さまの「お印」にもなっているそうです。

下山し、麓のカフェでバッチもゲット!!

景色は見れなかったけど、ボリューム満天の大満足な山行でした。

次は花の咲く頃に来たいなぁ

前後編と長く読んでいただき、ありがとうございました。

投稿内容は株式会社ウィーズとしての総意ではなく、従業員各個人の意見として発信しています。

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この記事を書いた人

自然の中を歩く人。景色は主にスマホで撮影しています。

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