こんにちは月曜日の薬の話です
花粉症の話が多いですが、今回も花粉症の話です。しかもまたアレジオンの話です。
先日のアレジオンの勉強会でのことでした。
私は、抗ヒスタミン薬で眠くなる理由は
「ヒスタミンは覚醒のための物質で、脳へ移行した抗ヒスタミン薬はヒスタミン受容体で拮抗する。
だから、人が目覚めているのに必要なヒスタミンが減ってしまい眠気が出る。」
と考えていたのですが、
もう一つの眠気の原因を知りました!!
なんと…
「抗ヒスタミン薬を服用すると脳の血液量が低下する」ということでした
確かに脳の血液量が減ると脳に栄養、酸素が回らなくなり眠くなりますね
だだし、どちらの理由が眠気に大きく寄与しているかはまだわからないようです
ちなみに一番血液量に影響する抗ヒスタミン薬では約半分に減り、アレジオンではほとんど減らないようです。
勉強になりました
これからは眠気について評価する際は脳への移行率だけではなく、脳の血液量についても考慮していきたいと思います。
静岡県薬剤師 26歳 男性