ブログをご覧の皆様、こんにちは。
8月も終わりましたが、まだまだ厳しい残暑が続きそうですね…
今回は夏に多い皮膚疾患の一つ、「水虫」についてお話します。
水虫は、カビの一種である白癬菌が皮膚に付着して繁殖することで発症します。
この白癬菌は温度15度、湿度70%以上になると活発に増殖するため、春先から夏の暑くジメジメした時期に水虫の症状を訴える人が多くなるんです。
ただ、白癬菌が足に付着したからといって、すぐに発症するわけではありません。
湿度が高い状態で24時間以上付着していないと感染しないといわれています。
治療には抗真菌薬の内服か外用を使用します。
代表的な抗真菌薬として
<内服>
アリルアミン系:ラミシール錠
トリアゾール系:イトリゾールカプセル
<外用>
アリルアミン系:ラミシール
チオカルバメート系:ゼフナート
ベンジルアミン系:メンタックス
イミダゾール系:アスタット、アトラント、フロリード、ニゾラール、ルリコン
モルホリン系:ペキロン
などがあります。
症状がよくなったからといって、自分の判断で薬をやめてしまうと再発することがあるため、根気よく継続することが大切です
中部薬剤師 30代 男