こんにちは
ウィーズ入社1年目の薬剤師です
今回は、薬学教育についてお話させて頂きます
というのも私、ウィーズに入社する以前は某国公立大学・薬学部で大学教員をしていました
専門は免疫学・糖鎖生物学です
風変わりな経歴ですが、縁ありましてウィーズに入社し現在に至っています
学部生から教員まで10年大学にいましたので、薬剤師とはなんたるかについて学ぶ毎日は新鮮な日々の連続です
さて、薬学部も4年制から6年制教育へと大きな改革がありましたが、1番の変化と言えば・・・
①実務実習期間が長くなったこと
②OSCE、CBTと呼ばれる共用試験が導入されたことです
①実習期間は病院、調剤薬局にそれぞれ11週間の実務実習となり、学生と実習受け入れ先の負担は大きくなりますが、薬学教育向上の為に導入されました。
②共用試験のOSCEとCBT
OSCE(オスキー、Objective Structured Clinical Examination)は、技能・態度を評価する客観的臨床能力試験のこと。
医学部、歯学部、薬学部6年制課程の学生が実習に行く前に科せられる実技試験です。
これまでは、医学部と歯学部に導入されていましたが、薬学部も6年制教育になりこの試験が始まりました。
簡単に言えば、調剤に関する実技、コミュニケーション能力を確認する試験です。
CBT(シービーティー、Computer-based Testing)は、薬学生の知識を評価するために導入されたもので、選択形式での客観試験を実施するものです。簡単に言えば、パソコンを使った選択式のテストです。
現在の実務実習では、条件付きで患者様への投薬が認められていますが、そのためには2つに試験に合格することが求められます。もちろん、1度だけ再試験があります・・・
例年のことですが、今年12月と来年1月の両試験に向けて学部4年生がちょうど頑張っているはずです
将来、立派な薬剤師さんになる為に頑張って下さいね
Cf. 先日母校に行ってきましたので写真を貼付します
曳馬店 20代 薬剤師(♂)