知ったことは 無理やり 使う 教える ~最強?の勉強法

さぁくぅら さぁくぅら いぃざぁ舞い上がぁ~れ
  永遠にぃさんざぁめぇくぅ 光をぉ浴びぃてぇ~

卒業シーズン真っ只中。長男の卒業式でついついもらい泣きをしてきた、涙腺のゆるい難病オジサン薬剤師です。歌詞をみて卒業式を思い出してしまい、涙腺がゆるんだため今回はオリジナル歌詞のままとなってしまいました。

もちろん、会社には許可を頂いてやってることなのですが、薬剤師の仕事の他に、某福祉系大学の非常勤講師もやってまして、社会福祉士や精神保健福祉士を目指してらっしゃる方たちの養成課程にほんの少しですが御協力させていただいています。(実は薬剤師よりも講師業の方が経験長いです。) 光栄にも精神保健福祉士国家試験の解答解説の執筆の機会も頂戴しておりまして、ようやく原稿を入稿したばっかりなのと、某大学での講義をしたばっかりなのが重なりまして、頭がかなり講師モードに偏っています。(自慢と言い訳がうるさいっていう声は聴こえな~い)

というわけで、せっかくなので、私が学生さんたちにお伝えしている勉強方法を、皆様にお伝えしたいと思います!(余計なお世話だっていう声は聴こえな~い)
それは、

得た知識は、
その知識について詳しい人を捕まえて、あえて専門用語ばっかりで使ってみる
その知識について詳しくない人を捕まえて、教えてみる

です。  (え?そんなの当たり前じゃん?と思った方は、この先は読む必要ないかもしれませんが、最後までお付き合いいただけると嬉しいなっと。)

(A) 使ってみる のメリット

例えば皆さんがマラソンの選手だったとします。今まで一度も試したことのないメーカーの靴でいきなり本番に挑むなんてことは、大会に今まで出たことの無い人でも、かなり無謀なことであるというのはお分かりいただけるんじゃないかと思います。 道具を購入したら、試しに使ってみて、感触をつかんでから本番に臨むのが普通ですよね?

知識も同じです。使ったことが無ければ、肝心なときに使うことは難しい。もしかしたら、間違って理解しているかもしれませんので、詳しい相手に対して使ってみてきちんと通じるか試す。おかしな使い方をしていたら直してもらえると尚良いので、教えてくれそうな人を選ぶと良いでしょう。(学校の先生は、そのように活用するために存在します(笑)。)

(B) 教えてみる のメリット

「自分ではしっかり理解できていると思っていたのに、他の人に説明しようとしたら伝わらなくて苦しかった」なんて経験ありますよね?これは、「自分が理解できたと思える知識レベル」と「他人に教えることが出来る知識レベル」に差があることに起因します。

色んな物事について完全に理解するのはまず無理なことですから、現在の自分が困らない程度のレベルまでの理解で「(ひとまず)解った」と判断するんじゃないかと思います。ところが、このレベルではバックグラウンドの知識が不足しているので、いざ人に教えようとすると「なんとなく」な部分が足を引っ張り、言葉に詰まったり、質問されて困ったりする。でも、逆に言うと自分の弱点が浮き彫りになるので、そこを補えば「(説明できるくらい)解った」ことになる。理解のレベルアップが出来るんです。

さらに、人に教えるクセがついてくると、どんなシチュエーションでも「今得た知識を、どう他人に伝えよう」と頭が準備して注意力が上がります。教えてくれている相手への質問も増えて、最初からより深く理解できるようになるはずです。自分のレベルアップが出来るんです。

おためしあれ。

( 40代 男性薬剤師 )

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