一包化

こんにちは

月曜日は薬のお話です。

今私が働いている店舗ではお薬の一包化というものをよくやります

一包化・・・実は薬を一包化している患者様自身が言葉を知らない ことが多いです。

特に若い方は薬をもらうとき

プラスチックのシートに10錠とか14錠とかをシーリングされた状態で渡されることが多いでしょう。

それに対して朝は朝、といったように薬をまとめてプラスチックの小袋に入れるのを一包化といいます。

一包化

なぜそんなことをするのか?

たとえば薬が10種類、とか多い場合、朝5種類、一種類は1回2錠、昼は3種類、全部2錠ずつ、夕は8種類、1種類は1日おきで粉が2種類

・・・・覚えるのも大変ですよね

種類が多くなくても病気の状況で薬を医師の指示通り難しい方がいらっしゃいます。

このような方のために薬局で一包化というものします。

入院中も病院では一包化をすることが多いようです。

ほとんど動けないのに何種類も飲んだり薬をシートから押し出すのが難しいからでしょう

さて、薬局では処方箋をお受けして処方箋の薬をお渡ししますが

処方箋に「一包化」の指示がなければシートの状態で渡すことが多いのですが

患者様とお話をする中で薬を飲み忘れたり、場合によってはまったく飲んでいないことがあります。

これが一包化によって解決できそうなら、患者様のお話をよく聞いて医師にも提案する、薬剤師の仕事の一つですが

一包化にはデメリットもあります。

薬をパックごとにのめばいいだけになってしまいご自身が何の薬を飲んでいるのか興味がなくなっていく

薬の品質が悪くなる

など。

その辺も考えて患者様が希望されてもあえて一包化しないケースもあります。

ご自身が薬に対する興味を失えば薬を服用するうえで必要な注意事項や生活で守っていただくこと、医師の治療方針を理解していただく上で支障がでることもあります。

品質面でいえば、湿気で効果が低下したり日光に弱かったり、変色したりすることもあります。

一包化は粉と錠剤も一緒にパックすることが基本とされていますが、かえって飲みづらいこともあるので注意が必要です。

なんだかデメリットを掘り下げてしまいましたが

一包化しないとしないと薬が飲めない!

一包化しないと2度飲んでしまうことがある!

一包化しないと薬を失くしてしまう!

一包化して家族が薬の服用を手伝ってくれるようになった!

一包化して外出時も薬を飲みやすくなった!

必要な方が多くいらっしゃいます。

飲み忘れ、飲み間違いはご本人が気づかないことも多いです。

お渡しする薬の袋や説明書には薬局の連絡先を記載してありますが

ご家族が気づいたとき、相談してもらえる関係を築けたらいいなあと思います!

アラサー薬剤師

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