良薬口に苦しの代名詞ともいえる漢方薬
元となる生薬の味が味ですので、いずれも決して飲みやすい味ではありません
ですがこの味の感じ方にも差があるそうです
美味しく感じるものは体調や症状に合っていて、
不味いと感じる中でも特にひどく不味く感じるものは体質や症状にあっていないとの事。。。
以前参加した漢方薬の勉強会にてそんな話を聞き、
実際自分自身非常に飲みやすいと感じた小青竜湯で花粉症の鼻水がぴたりとおさまった実体験もあいまって
「成程」
と納得したのですが、
実際のところは「そういうケースが多々ある」
と言うことで、100パーセント当てはまると言うわけではないとこのこと
味だけで判断するのはよろしくないようです
ただ、体調の変化によって同じ漢方薬でも味の感じ方が変わってくるのは事実だ
そうで、
今まで美味しく感じていた漢方薬の味が変わったと感じたら、
それが症状改善(もしくは悪化)の徴として漢方薬の種類の変え時とする事は良くあるそうです
どうやら美味しい不味いよりも「いつもの味と感じるか否か」の変化をみのがさない方が大事なようです。
血液検査等の数値を見る通常の西洋薬に対し、
味覚という個々の人間の感覚も指標の一つとする漢方薬は実に興味深いと改めて思いました
元々の発祥である中国からも分かれて独自の発展を遂げてきた日本の漢方薬
面白いです
関東 薬剤師 41歳 女性