こんにちは、月曜日の真面目な薬の話です。今回は4成分目のDPP4阻害薬「トラゼンタ錠」についてです
その前に、DPP4阻害薬が発売され約一年が経ちましたが、その有効性の高さには驚きましたまた、発売当初は、適応が認められている併用薬の違いに戸惑いながら調剤をしていましたが、現在は落ち着いているようです。
さてさて、この併用薬に戸惑いながら調剤しているとき私は、透析設備のある病院の門前で働いていました、みなさんご存知の通り、腎機能と糖尿病には密接な関係があります。ここで察しのいい方はお気づきかもしれませんが、DPP4阻害薬は成分によって腎不全に対して慎重投与、禁忌の違いがあります。当時は覚えること、注意することがいっぱいでした(笑)
本題ですが、今回発売のトラゼンタ錠は胆汁排泄型なので、腎機能による投薬禁忌、容量の調整がありません。また、腎機能低下患者に腎排泄型の薬を投与すると、副作用リスクが高まりますが、胆汁排泄型の薬ではそのリスクが低いと考えられます。2型糖尿病患者の多くが腎機能低下のリスクを有しているか、合併していることを考えると、トラゼンタ錠は非常に有益な薬ではないでしょうか
ただ承認時点では単独での使用しか認められていません!!他の糖尿病との併用が認められていません。追加承認を受けるのでしょうか?まだまだ覚えること、注意することが増えそうです(笑)
静岡県薬剤師
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