ノンエイジ・ウイスキーが2本。
埼玉県所沢市にある馴染みの酒屋さんから届いた。梅雨入り前のこの時期毎年届く、私にとっては6月の風物詩となっているものである。
ノンエイジ・ウイスキー。
お酒に興味がない方々にとっては聞きなれない言葉かもしれないので一文付け加えさせて頂くことにする。
一般的にプレミアムウイスキーといわれるちょっと良いウイスキーには年数表記がある。
『バランタイン17年』『マッカラン17年』『山崎12年』など
この17年や12年というのがエイジングといわれる年数表記となる。
おおまかに言うと17年と年数表記があるものは、17年以上かけて作った原種だけを使ったウイスキーという証である。
対して
ノンエイジ・ウイスキーとはその名の通り年数表記がないものであり
6年~20年程度のさまざまな年数の原種を混ぜて作ったものとなる。
ここまで読むとノンエイジ・ウイスキーは年数表記があるものに比べて低級なものという印象を受けてしまうかもしれない、ノンエイジというだけで一般的な評価が下がってしまっているのもまた事実である。
しかし、決してそんなことはなく、むしろ原酒選択の自由度が高い分、開発者入魂の一作、逸品となることが多い良いウイスキーなのである。
今回届いたのは『山崎リミテッドエディション2017』
毎年この時期に発売されるノンエイジ・ウイスキー。今年は甘めの味わいで香りも熟した苺やメロン・カスタードクリームといった女性にもオススメな出来映えである。6月から2、3ヶ月くらいは気の利いたBARなら揃えてあることがあるので是非ご賞味頂ければ幸いである。
そして、同封されていたのは西武ライオンズ・マスコットキャラクターの「レオ人形」。筆者が生粋の西武ライオンズファンであることを知っている酒屋さんが同封してくれた。
ちなみに酒屋さんがある所沢市は西武ライオンズの本拠地である。
おかわり君こと西武ライオンズ・中村剛也選手。
彼がホームランを量産し調子を上げてくるのもセ・パ交流戦がおこなわれるこの時期。
そう、私にとってはこれもまた6月の風物詩。
本来ならば、球場に足を運びたいところだが、筆者の住む富山県で西武ライオンズの試合が行われることはない。
そこで、所沢市から届いた酒を飲みながら所沢ライオンズ球場の試合をテレビで観戦する。
おかわり君がホームランを打てば私もウイスキーをおかわりし
私がウイスキーをおかわりすれば、おかわり君もホームランをおかわりする。
所沢の酒をおかわりすれば、おかわり君も所沢でおかわりする。
おかわりの連鎖。至福のひとときである。
2本のウイスキー。1本はとっておく。
秋に行われる日本シリーズのために。
西武ライオンズ優勝の瞬間も『おかわりの連鎖』で迎えるために。
しばらく味わってない日本一。
もし今年、その瞬間が訪れたなら
所沢まで出かけるつもりだ、、ノンエイジ・ウイスキーと一緒に。
富山県 40代 男性 薬剤師