こんにちは!
近くの高齢者施設で生活している90代のとてもおしゃべりな女性が来局し、涙ながらにこう言いました。
「部屋から出るな!しゃべるな!と言われてつらいのよ…」
はい、施設の人の言うことはもちろん理解できます。
施設内でクラスターを起こさないよう必死なのでしょう。
共有スペースがとても多い施設なのに、ひっそり静まり返っていているのが現実です。
コロナフレイルって知っていますか?
コロナ禍で体を動かさない、食事が偏る、人との会話が減る…
こんな生活が続き身体や認知機能に影響が出る。
その結果、介護が必要な一歩手前の状態「フレイル(frail)」《脆弱な、虚弱な》と呼ばれる状態に陥りかねない。
いま、こうした「コロナフレイル」の高齢者が増加している実態が明らかになってきています。
【フレイルの進行を予防するために】
①動かない時間を減らしましょう
●座っている時間を減らしましょう
立ったり歩いたりする時間を増やすことも重要です。
●筋肉を維持しましょう
ラジオ体操のような自宅でできる運動も役立ちます。
日の当たるところで散歩ぐらいの運動を心がけましょう。
天気が良ければ屋外など開放された場所で身体を動かしましょう。
②しっかり食べて栄養をつけ、バランスの良い食事を心がけましょう
●しっかりバランス良く食べましょう
多様性に富んだ食事を三食欠かさず食べることを意識しましょう。
③お口を清潔に保ちましょう
●毎食後、寝る前に歯を磨きましょう
歯磨きを徹底しましょう。義歯の清掃もとても大切です。
●お口周りの筋肉を保ちましょう。おしゃべりも大切です
一日三食しっかり噛んで食べましょう。電話も活用し意識して会話を増やしましょう。
④家族や友人との支えあいが大切です
●孤立を防ぐ
ちょっとした挨拶や会話も大切です。
●買い物や生活の支援、困った時の支え合いを
食材や生活用品の買い物、病院への移動など困った時に助けを呼べる相手をあらかじめ考えておきましょう。
これからの季節、熱中症にも気をつけて元気に過ごしていきましょう。
ってことで、少し前に見に行った花の写真をどうぞ🌺
( 千葉県 薬剤師 50代 女性 )