こんにちは。
今回は安宅和人さん著『イシューからはじめよ』についてについてまとめていきます。
恥ずかしながら他の書籍もまだまだ理解し実践、継続しきれていないのですが、今回の内容は今まで以上に難しいと感じています。
〇この本は何を得られるか?〇
・本当の問題の見極め
例)眠れないという患者様がいる。薬を変更した方がいいのかという問題に対して
いきなり薬から考えるのではなく、まず患者様の背景(夜眠りたいのに、昼間に寝ている。睡眠前にカフェインを摂取している。)次に入眠しにくいのか?途中で目が覚めるのか?などを考え、そのうえで薬の検討をし、処方提案を行う。
・知的生産におけるシンプルな本質の基礎
目標を明確にし、的確な問題を抽出し必要な解決法を用いて遂行していく。
このような目的に向かい真の問題を見極め、生産活動をおこなうこと本書ではイシュー(何を考え、論じるべきか)と呼んでいます。
〇考えると悩む、違い〇
安宅さんの考える違いとは
「悩む」⇒「答えが出ない」という前提のもとに、「考えるフリ」をすること
「考える」⇒「答えが出る」という前提のもとに、建設的に組み立てること
確かに悩むというのは、愚痴と同じように解決を目的とせず、話すためのツールとして用いられていると思います。
念のためですが、今回の内容は仕事上であって、悩みや愚痴は共感ということでは必要だとは考えています。
おそらく、答えの出ない話を必要としない方々というのは孤独になりますが、こういう方々は経営者に多いイメージです。
逆に共感というスキルを仕事としている、例としてホストなどの接客業のイメージです。
〇そもそも知的生産の生産のとは?〇
生産性:経済学で、生産活動に対する生産要素(労働・資本など)の寄与度のこと。あるいは資源から付加価値を生み出す際の効率の程度のこと」ウィキペディアより
〇本書の生産性の定義〇
どれだけインプット(投下した労力と時間)で、どれだけのアウトプット(成果)を生み出せたか」
同じ労力・時間でより多くのアウトプット(成果)を生み出すことが知的生産性と定義しており、また、多くのアウトプットから得られる結果、それ相応の対価を得られる(意味のある仕事)となり、目に見えた結果が得られる。
ここでアウトプット、インプットと出ましたが、自分にとっての最強のインプットとはアウトプットであると考えています!
もちろん、明確な目的が定まっての考えですが…
お勧めの書籍(下の2冊は全部の方法を覚える必要はないと考えています。自分に合った方をぜひ見つけてみてください。そのほか関連で紹介したい書籍があるのですが情報量多くなっても意味がないので、割愛します。)
〇やってはいけない「犬の道」〇
本書にやってはいけないとあるのが、「犬の道」それは一心不乱に大量の仕事をして必要のないものまで明確に答えを出しているということ
ただ、自分も体力には自信があり、根性もそれなりにある場合、大量の仕事をこなせるのならいいのでは?と思ったのだが、次のページで「もし、そのやり方で成長したとして今後、そのやり方を部下に教えるのか?」と書かれていました。
部下には体力は最低限で使って他のことに余力を割いてもらいたいと考えているので、これは心に突き刺さりました。
ただ、さぼるためにする楽な仕事(自分の負担を避けるために他者の負担を増やす、仕事の質を落とす)とは違うので、そこの見極めは気を付けていきたいです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、じゃあ具体的には?自分もまだわかりきっていないので今回は割愛します。汗
ただ、本書には問題解決のステップが書かれているのでぜひ自分の解釈で実行に移してみてください。
ちなみにYouTubeではすごーくわかりやすい解説がありますので参考にしてみてください。
1)サラタメさん:時間は長めですが、用語解説、構成がわかりやすくお勧めです。
2)マコなり社長:ご自身の経験から解説してくださっているので、臨場感があります。ちょい辛口でスパルタな動画です。
3)本要約・書評の10分解説チャンネル:構成や図が多く本書の要約としてすごくまとまっています。
今回自分は「考えることと悩むことの違い」「生産性の定義」「犬の道になっていないか?」の実行に移しやすい3点に注意し書かせていただきました。
もし、他に着目点があれば教えていただけたらと思います。
( 兵庫県 薬剤師 20代 男性 )