2019年 E-BONDグループ株主総会について

社内行事

8月25日 E-BONDグループの株主総会が開催されました。

にぎやかなイベントが多い当社では、珍しく厳かな雰囲気で執り行われる会の1つです。(もう1つは入社式です)

当社の株主総会は、希望する社員には人数の許す限り出席したい人が参加できるようにしています。たとえば、入社1年目の社員が参加する事があります!
実際、今年参加した入社2年目の社員から「1年目の時には話が良くわからなかったのですが、今年は昨年よりも話が分かるようになりました」と感想をもらいました。

今後ますます厳しくなるであろう調剤業界で淘汰される側にならないために会社として必要な事、社員として必要な事などを総会では代表としてお話させていただきました。
以下は、総会でお話したことを一部公開させていただきます。
いつになく真面目な内容になりますが、興味のある方はご覧ください。

株主総会2019年 要約

調剤市場の拡大は終了したので、業界再編どころかこれからは淘汰の時代になることは必至です。調剤薬局自体が減っていくだろうし、調剤薬局の企業も減っていくことでしょう。我々も淘汰される側になるかもしれません。

我々が淘汰される側にまわらないためには、調剤薬局店舗の根本的な再構築が必要と考えます。

現在の調剤薬局では国民の支持を全く得られていないので、
今までよりも1歩や2歩じゃ足りない、7歩も8歩も踏み込んだ国民の支持を得られるような既存店舗の抜本的な再構築が必要です。今年はそれに取り掛かる元年になるでしょう。

診療報酬が2/3になるのであれば、利益も2/3に減るので、失った1/3の利益を何かしらの形で補填しない限りは、我々の報酬にダイレクトに反映してしまいます。

我々は「何のために会社が存在するのか?」ということについては・・・
株主様を目の前にして大変恐縮なのですが・・・
「この会社は社員のために存在します」
なんて、ありきたりで当たり前なことではなくて
「ここに集う我々のギャラを稼ぐために会社はある」
と思っています。
そもそも診療報酬が2/3に下がったくらいで我々のギャラが下がるくらいならウィーズの存在理由も存在しません!

調剤事業部門全てにおいてこの強い危機感を共有し、
私を含め、ここに集う役員の皆様は率先規範を胸とし業務を遂行していかなければなりません。

ウィーズとしては、調剤薬局既存店舗の抜本的な再構築は次の3つを考えています。

  1. 薬剤師ではなく人として信頼できる人材の育成
  2. 薬局ではなく「店舗」としてその地域に信頼される存在になる
  3. 自分たちで職位職域を決めるのではなく、薬剤師の仕事が世の中の信頼を得るだけの職務職域を獲得する

1〜3までの中で「信頼」というワードが3回ありましたが・・・
「信頼」という言葉を我々はこのように定義します。

「信頼とは相手が望むものを与えること」

我々は今まで調剤薬局はこうすればいいよねって自分たちで考えて、自分たちでいいと思っていることしかやってきませんでした・・・。

1.薬剤師ではなく人として信頼できる人材の育成

「薬剤師として信頼されたい!」とは聞きますが、人として一人前になりたいとはなぜかあまり聞きません。薬剤師として信頼される以前に、人として信頼される人にならなければいけないということです。

2.薬局ではなく店舗としてその地域に信頼される存在になる

その地域の薬局の周りに住んでいる人たちが、この店は薬剤師がいるとわかっていてどういう店舗であってほしいかという、相手の希望に応えるということです。

例えば、近隣地域の住人が「ここにチャム缶(※ペットフード:ペディグリーチャム缶)あったらいいな。だってドラッグストアはチャム缶売ってるじゃない」と、思っているとしたら、我々ウィーズの調剤薬局もチャム缶を仕入れ、売るということです。それを自分たちで「うちは調剤薬局なのでドッグフードはありません!」と、決めつけてしまっているのは、地域の皆様から信頼を得るという考えからは著しく逸脱している極論です。

3.自分たちで職位職域を決めるのではなく、薬剤師の仕事が世の中の信頼を得るだけの職務職域を獲得する

薬剤師の仕事って、世の中の人からしたら・・・
「私は今日高血圧で病院にかかって、この薬を先生出したけどこの薬でいいの?先生はあってるの?」
こういうことを薬剤師さんに聞きたい・・・というか、確認したいんじゃないのでしょうか?副作用や飲み合わせだけを聞きたいわけじゃないと思います。
逆にそういうところまで診れないようでは患者さんからの信頼なんか遠く勝ち得ることなんかできないのではないでしょうか?

薬剤師としても、国民に支持を得られるだけ職務職域を拡大しなければなりません。そのためには「力」が必要です。

だから我々は、ある一定数以上の店舗数を持ち、この業界の行政に対して影響力を行使できるだけの存在になりたい。
ならなければいけないですし、我々以外に使命感を持っているような企業はいないと思っています。また、使命感を持っているのは我々ウィーズの最もよいと思われる優位性のひとつだと思っています。

なんでこんなことやらなければいけないんだよ。と、思うこともあるかもしれません。でも、やる必要あるよね。誰もやりたい人いないよね。じゃ、しょうがないから俺がやるか。私の志の中で最も高いのが使命感です。

だから、これから業界が激変することに及び腰になることなく、我々のそういう使命感を果たせるだけの力を持つちょうどいいチャンスだと思って、これからも1000店舗を目指してガンガン邁進したいと思います。

以上になります。ご清聴ありがとうございました。

最後に

質疑応答の時間があり、参加者から厳しい意見もいくつか頂戴しました。
しかしとても有意義な時間となり、身が引き締まる思いです。
話したことに嘘偽りなく、率先規範を胸に今日も邁進したいと思います。
よろしくお願いします!

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