ジェネリック医薬品

最近、ちらほらとジェネリック医薬品の名前が変わっています

というのも厚生労働省からジェネリック医薬品の販売名に関して通達があったからです

どういうことかわかりやすくといいますと、1つの同一成分の薬にジェネリック医薬品の会社がそれぞれ好きな名前をつけていたわけなんですね

というとわかりづらいですね。

もっとわかりやすくいいますと・・・

日本人が自分の国を「日本」と名前をつけました。でもアメリカでは「ジャパン」と呼び、フランスでは「ジャポン」と呼び、スペインでは「ハポン」と呼んでいるような感じなんです。
同じ日本なのにみんな自分が呼びたいように名前をつけた感じですね

どうですかわかりやすくなりました


こういう状況が続くとおんなじ成分名のお薬なのに名前がまったく違ってわかりにくいということになるわけです。

そこで先ほどの厚生労働省の通達です。

後発品の名前は「成分名+会社名」という形が一般的になったというわけなんですね。

それがどうしたのなにか薬局に関係あるの

というとおおありです


たとえば、薬の引き出しの入れ替えがよい例でしょうか。

一般的に薬局では薬を同じカテゴリーで分け、それをアイウエオ順でならべていきます。
もしお薬の名前が変わると引き出しの位置が変わるわけです。
たとえば「あ○○」というくすりが「ふ○○」とかわったら「あ」から「ふ」までのくすりの引き出しが1つずつずれていきます。
この数が多くなると「この間までここにあったはずの薬はどこにいったの

いつもずっと働いている薬局内の薬の行方がわからなくなるわけです


今年は4月1日から診療報酬の改正もあり別の部分でもいろいろ変更があります。
その内容は省略するとして、

そんなこんなでいろいろな変更に悪戦苦闘している今日この頃です



関東 30代 男性 薬剤師

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水利尿薬「サムスカ」について

ブログをご覧の皆様、こんにちは
先日、「サムスカ」という薬の勉強会があり参加してきたので、今回はそれについてお話します

「サムスカ」は2010年12月に発売された、バソプレシンV2-受容体拮抗剤という新しい作用機序の利尿薬で、「心不全における体液貯留」が見られる方に使用されます。

一般的に利尿薬は、水と一緒にナトリウムやカリウムなどの電解質も排泄するため
低ナトリウム血症や低カリウム血症の心配があるのですが、

このサムスカという薬は電解質への影響がなく、水だけを排出するという特徴を持った薬で、「水利尿薬」と呼ばれます

基本的には、入院患者さんに使われる薬なのですが、発売されて以後、使用実績も増えてきて、
外来の患者さんにも処方されるケースが少しずつ出てきているようです。

利尿効果は非常に良く、kg単位での体重減少と、尿量の増加が期待できるというデータ見せてもらいました。

ここでちょっと気になることが…。

利尿剤というと血圧を下げる目的でもよく使用されています。

これだけ利尿効果が高いと血圧への影響は と思いましたが、

血圧は変化させないとのことでした

なかなか画期的な薬ですね


ただ


サムスカはナトリウムを排泄しないため、水利尿作用により血液濃縮が起こり、高ナトリウム血症の心配が出てきます。
そのため、水分バランス(摂取・排泄)の管理が非常に大切になってきます

今まで、輸液の場合は生理食塩水と自由水との組み合わせで輸液内容を選ぶことができたのに対して、

利尿というとナトリウム利尿のみでした。

今後はサムスカと他の利尿剤との組み合わせで、利尿内容を選択できることになり
幅が広がったんですね

 
今後も新薬の開発に期待です

中部薬剤師 34歳

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オブラートとお薬

こんにちは。

月曜日のお薬の話です。

皆さんオブラートって知ってますか?

お薬を飲む場合はもちろんお菓子などでも使われていますよね。

以前旅番組で見たんですが

現在みんなが知ってる薄いオブラートを発明したのは三重県の医師、小林政太という方だそうです。


これは知らない方が多いんではないでしょうか?

原料はでんぷんです。

僕の働いている店舗でも取り扱っていますが棚卸のときにふと気になりました

「口に入るものだけど賞味期限が書いてない!」

3銘柄あるうち2銘柄がそうでした。

メーカーに問い合わせると、製造から3~5年が目安です、とのこと。

製造日は商品にコードがあったので(教えてもらわないと分からないけど)分かりました。

あいまいで、えーっと思いましたが最近になって表示を明確にするよう業界で努力しているようです。

さて、薬局でのオブラートの需要はといいますと

やはり苦い薬=粉薬を飲むときに特にご高齢の方にお買い求めいただくことがほとんどです。
袋状になっていて手元が不自由なかたでも使いやすいものが好評です

しかしオブラートで包まないほうがいい薬というものもあるんですね。

漢方芳香健胃薬とよばれるものは

その独特のにおいや味も期待する薬効を引き出すのに重要です。

このタイプの薬をもらっている方にはぬるま湯や水に溶いて飲んでもらうなど説明する必要がありますね!

溶かしても味や匂いはあるのでそこは我慢になってしまいますが、、(^ – ^;)


なんでもオブラートはだめよ!
の話でした。

28歳愛知県薬剤師

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ムコスタ点眼液

お薬のお話です。
皆様、ムコスタ(成分名:レバミピド)と聞くと、どんな薬を思いつくでしょうか恐らく、胃の薬と答える方が多いのではないでしょうか。
今回、ムコスタ点眼液というものが上市されました。一応ですが、成分名もレバミピドです。作用は、眼のムチン産生を上昇させるそうです。
レバミピドは、胃でも効き、眼でも効く面白い成分なんだなと痛感させられました。

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アレジオン その2

こんにちは月曜日の薬の話です

花粉症の話が多いですが、今回も花粉症の話です。しかもまたアレジオンの話です。

先日のアレジオンの勉強会でのことでした。

私は、抗ヒスタミン薬で眠くなる理由

「ヒスタミンは覚醒のための物質で、脳へ移行した抗ヒスタミン薬はヒスタミン受容体で拮抗する
だから、人が目覚めているのに必要なヒスタミンが減ってしまい眠気が出る

と考えていたのですが、

もう一つの眠気の原因を知りました!!

なんと…
「抗ヒスタミン薬を服用すると脳の血液量が低下する」ということでした

確かに脳の血液量が減ると脳に栄養酸素が回らなくなり眠くなりますね

だだし、どちらの理由が眠気に大きく寄与しているかはまだわからないようです

ちなみに一番血液量に影響する抗ヒスタミン薬では約半分に減りアレジオンではほとんど減らないようです。

勉強になりました

これからは眠気について評価する際は脳への移行率だけではなく、脳の血液量についても考慮していきたいと思います。

静岡県薬剤師 26歳 男性

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花粉症治療薬

ブログをご覧のみなさまこんにちは
そろそろ花粉が飛び始める時期ですね。

今年の花粉の飛散量が気になるところです
大量飛散した昨年と比較すると大幅に減少する予測ですが、例年の花粉量と比較すると、それほど少なくありません。
油断はできないですね

花粉症は花粉飛散量の増加に伴って症状も重症化するため、花粉の飛び始める2週間くらい前から治療を開始する初期療法が推奨されています。

花粉症の症状のくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどはケミカルメディエーターが鼻粘膜にある知覚神経や粘液の分泌腺、血管などを刺激することで引き起こされています
ケミカルメディエーターとはヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサン、プロスタグランジンなどです。

これらの働きを抑えるため花粉症の薬がいろいろとあるんです
その一部を紹介すると、

ケミカルメディエーター遊離抑制薬:アレギサール、ペミラストン、リザベン
花粉が体内に入ったとき、ケミカルメディエーターが出るのを抑える薬です。薬を使い始めてから十分な効果が現れるまでに1~2週間ほどかかるため、早めに使用を始める必要があります。

ケミカルメディエーター受容体拮抗薬
①抗ヒスタミン薬
大きく分けると古いタイプ(第1世代)のものと新しいタイプ(第2世代)の2種類があります。

第1世代:タベジール、ポララミン、ペリアクチンなど
服用後早期に効果が現れますが、眠気や口の渇きなどの副作用が出やすい。

第2世代:ザイザル、クラリチン、アレロック、アレグラ、タリオン、ジルテック、エバステル、アレジオン、セルテクト、ザジテン、ゼスラン・ニポラジン
最大の効果が現れるまでに第1世代よりもやや時間がかかる。第1世代よりも眠気や口の渇きが少ないのが特徴です。

②ロイコトリエン受容体拮抗薬:キプレス、シングレア、オノン
効果発現に1~2週ほどかかる。連用で症状改善率が上昇。

③プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2受容体拮抗薬:バイナス
効果発現に1~2週ほどかかる。連用で症状改善率が上昇。

他にもTh2サイトカイン阻害薬ステロイド薬点鼻の血管収縮薬など色々と薬がありますが
書ききれないのでこの辺で。

花粉症に限ったことではないですが、症状や薬の効果には個人差があります。
受診する医療機関の先生ともよく相談して、つらい花粉飛散の時期を乗り越えましょう

中部薬剤師

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続・リピディルの話

こんにちは!月曜日お薬情報です。

実は先月リピディル尿酸値も下げますよーって

掲載したんですが

今日もリピディルです!!

(メーカーの回しもんじゃないです)

いやいいタイミングで新しいことがありまして。

いつものように某店でリピディルを出していると

「リピディル錠80mg」の処方が。

・・・?

「てんちょー錠剤出たんですか?」

「あーそういえば(メーカーの)担当者が来て言ってたよ」

「80mgですか・・・??」

そう、リピディルは錠剤が発売されたんです。

今まではカプセルで100mgと67mgがありました。

今度は錠剤で80mgと53.3mgがあるんです。


お気づきでしょうか?


例えば200mg飲んでた人はどう切りかえるのー!!

患者様に説明する時、どれが正しいでしょうか?

①80mgを2T分2、ちょっと薬効は下がるが問題ないことを説明

②80mgを2T分1、薬効は全く変わらないこと説明

③53.3mgを4T分1で、成分量は増えて薬効が上がるが少量なので問題ないと説明

④53.3mgを4T分2で、成分量は少し増えるが薬効は全く変わらないこと説明

どうでしょうか・・・

答えは②でした!

つまり、100mgカプセル1Cと80mg錠が同等の効果ということです

また、67mgカプセルは53.3mgカプセルと同等です。

錠剤になって特殊な製剤技術により吸収率を増大させているそうです。

ちなみにカプセルと同様用法は分1です!!

何も説明しないで患者様が成分量が違うことに気づいたら、不安に感じるかもしれませんよね。

愛知県 薬剤師

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市販薬との飲み合わせ

こんにちは、月曜日の真面目なお薬の話の時間がやってきました

今回は抗生剤市販薬の飲み合わせについて書きたいと思います

抗生剤のなかでもニューキノロン系合成抗菌剤(クラビットやジェニナックやシプロキサンなどなど)について書きます

①市販の胃薬との飲み合わせ

→市販の胃薬にはアルミニウムマグネシウムなどが含まれ胃酸の働きを抑えるものが多くあります。
アルミニウムやマグネシウムはニューキノロン系合成抗菌剤の有効成分と結合しやすくなっており、結合した物質は血液中に吸収されにくくなるため、薬の効果が弱まるとされています

②市販の解熱鎮痛剤との飲み合わせ

→痛みや発熱を抑える市販薬や総合感冒薬に含まれる成分とニューキノロン系合成抗菌剤と飲み合わせることで、痙攣や興奮などといった症状が起こる危険性があります

上記のようなことを防ぐため、市販薬を購入する際にも医師や薬剤師に相談することが大切です

京都 薬剤師 30歳 ♂

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この冬の乾燥対策

この冬の時期、肌の乾燥が気になる人が多いと思います。先日も患者さんに「プロペトだけ欲しいのに病院が混んでいて疲れちゃうから、ドラッグストアーとかに売ってないの」と聞かれました。そこで乾燥防止などによく使われる塗り薬、ワセリンについてお話します。

ワセリンといっても、いろんな種類があります。

黄色ワセリン … やや不純物が混ざったワセリン
白色ワセリン … 黄色ワセリンと比べ、より生成し不純物を取り除いたもの。ただし、まだ微量ですがベンゼン等の不純物が少量残っています。

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プロペト … 白色ワセリンよりも高度に不純物を取り除いたタイプのワセリン。白色ワセリンよりも高純度、高品質と言われています。

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サンホワイト … ワセリン中に微量含まれる不飽和化合物、芳香核化合物などの不純物がほぼ完全に除去されており、紫外線吸収の影響をほとんど受けないため、化粧品の基剤や医薬品軟膏基剤として広く利用されています。

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これらの違いは純度の高さと粘度の強さであり、この二つの強さは反比例しています。

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私の個人的な意見としては、唇の荒れには粘度の弱い、かつ純度の高いプロペトがリップクリーム代わりとしてはいいと思います。
肌の乾燥には普通の肌なら白色ワセリンで十分だと思いますが、アトピー性皮膚炎の患者さんなどで不純物が悪影響を与えてそうな人には、プロペトのほうが良いと思います。ただ、どちらを使用してもべとつく感は否めないですけどね。

黄色ワセリンに関しては、正直一度も使ったことがなく見たこともないので、使用感が伝えられません。ごめんなさい。

サンホワイトは一番良いものだとは思いますが、価格が普通の白色ワセリンの数倍で保険適応されておらず、薬価収載されていません。私だけかもしれませんが、ドラッグストアーで販売してあるのをみたことがなく(販売しているところはあると思いますが)入手するのは難しいかもしれません。
白色ワセリンやプロペトはOTCの第三類医薬品として処方箋がなくても買えますので、お買い求め易さからするとこちらで十分なような気がします。

色々、書かせていただきましたが、いくら乾燥肌だとしても塗布したままの時間がながいと、肌荒れなどの肌トラブルを起こす危険性があるため、きちんと塗ったワセリンを洗い落とすスキンケアが重要です。肌の管理を怠らないようにし、この乾燥しやすい冬を乗り切りましょう。

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ルネスタ錠について

お薬の話です。
今回は、上市予定の、睡眠導入剤エスゾピクロン(商品名:ルネスタ)についてです。
成分名を聞いてお気づきかもしれませんが、ゾピクロン(商品名:アモバン他)の光学分割をした薬になります。
上市前なので使用感等は分かりませんが、ゾピクロンとの強さの違い、ゾピクロン特有の苦味の副作用など、光学分割でどれほど変わるのか気になるところです。
最近の新薬のトレンドですが、光学分割をして新薬として上市するパターンが増えています。
新しいレセプター等に対する新薬を見つけるのが限界に来ているのかも知れませんね。

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