ちょっとためになる話

皆さまはロキソニンという解熱・鎮痛薬をご存知ですか?

医療用医薬品として有名なお薬で、最近はテレビのCMや新聞の広告にも掲載されたので、ご存知の方も多いと思います。

もともとは医療用医薬品で医師の処方せんがないともらえない薬だったのですが、
今年の1月から一般用医薬品として薬局やドラッグストアなどで販売されるようになりました。

このように医療用医薬品(医師の処方箋を必要とする薬)から一般用医薬品(薬局やドラッグストアで販売されている薬)に切り替わった薬をスイッチOTCといいます。

ちなみに私の勤務している薬局でも販売しています。

市販薬のロキソニンSは主に 頭痛 と 生理痛 に使用されます。

その特徴は比較的早い効きめ胃の負担が少ない点です。

効きめも今までの市販薬の中では強力だといえます。
実際、私も頭痛のときはロキソニンを飲むことがありますが、30分くらいで効果がでてきて、痛みもしっかり抑えてくれる、優れものです。

ただし、お薬ですので注意しないといけない点もあります。

例えば、
消化性潰瘍や喘息の方は症状を悪化させることがあること、
妊娠中や授乳中の女性、15歳未満の方は基本的に飲むことができない点 などがあります。

実際には他にもロキソニンSを服用する上で気をつけるべき点はありますが、そこまでの話をし始めると止まらなくなってしまうので、このあたりでロキソニンSの説明は終わりにしたいと思います。
この話で興味を持ち、実際に購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、必ず薬剤師に説明を受けるようにしてください。

最後に一言
お薬のことでわからない点がございましたら、
病院のお薬や市販のお薬を問わず、薬剤師が薬のスペシャリストとして何でもお答え致しますので、
お気軽に私たちウィーズの薬局に足をお運び下さいませ
全力で質問や相談にお答えさせて頂きます

人気ブログランキングに参加しています
応援してくださる方は下のバナーのクリックお願いします

                      
           人気ブログランキングへ
“ちょっとためになる話” の続きを読む

『花粉 10年計画』

今年は花粉が多いですね
私の周りでも今年から花粉症デビューの人が何人かでてきました

私は東海地方にずっと住んでいるのでこの時期といえばスギ・ヒノキ花粉です。

でも、東北地方ではヒノキ花粉はほとんどなく、
北海道ではスギ・ヒノキ花粉がほとんどない変わりに、シラカバ花粉が問題になるそうです

スギ花粉症は人口の4分の1が罹患しているといわれています。

花粉症の人からすれば、いっそのことスギ林をなくしてしまえばいいのに。なんて思いません?

調べてみたら、そう簡単な問題でもないみたいです。

スギ林は木材資源であると同時に、国土の保全地球温暖化の防止水源のかん養等いろいろな役割があり、ただ伐採するわけにはいかないようです。

そこで、ご存知の方も多いと思いますが、少花粉スギ・無花粉スギ・少花粉ヒノキなどが開発され、
花粉の少ない森林への転換計画が進められています。

目標は今後10年間で5割減!だそうです

10年というのは長い計画ですが、今後の動向も気になりますね。

中部薬剤師

人気ブログランキングに参加しています
応援してくださる方は下のバナーのクリックお願いします

                      
           人気ブログランキングへ
“『花粉 10年計画』” の続きを読む

うっかりドーピングにご注意を!

近年各薬剤師会などでも薬剤師のドーピングに関する知識を深めようという活動が増えてきています。
知らないうちにドーピングにひっかかる薬を飲んでしまった!など普段飲むお薬でも以外に違反になってしまうお薬があります。

その一例を紹介したいと思います。

漢方薬
自然由来で問題ないように思われますが、風邪などでよく飲まれる葛根湯。葛根湯に含まれるエフェドリンなどは興奮剤としてドーピング違反になっています。

また花粉症などアレルギー症状に使われる小青竜湯などにも含まれます。

そのほか漢方薬には注意が必要なお薬が多数あります。
皆さんご注意を!

*ドーピング薬の規定は大会によって少しずつ異なることがあります。またドーピング違反の薬剤は毎年更新されますのでわからない場合などは自己判断せず、大会本部などに問い合わせるようお願いいたします。

中部エリア 薬剤師
“うっかりドーピングにご注意を!” の続きを読む

水以外での薬の服用

ご質問内容:お薬をお茶で服用してもよいですか?

回答:普通の緑茶やウーロン茶でしたら問題ありません。

以前はお茶に含まれるタンニンと一部のお薬(鉄剤)が反応して吸収しにくくなるといわれていましたが、今では臨床で問題になることはなく、特に影響はないとされています。
 
ただし、水やお茶以外で気をつけていただきたい飲み物があります

 
1つ目は、ジュース類(柑橘系で、特にグレープフルーツジュース)です。

一部の高血圧の薬やコレステロールの薬などと一緒に服用するとお薬の効果が増強されたり、一部の抗生物質ではジュース類の酸によりお薬が早く溶け出して吸収が悪くなったりすることがあります

 2つ目は、牛乳です。

牛乳に含まれるカルシウムやタンパク質などがお薬と反応することによってお薬の吸収が悪くなることがあります

ただし、一部の鎮痛剤など、胃に刺激があるお薬を服用するときは胃を保護する役割もありますので、そのときは牛乳を摂取したほうがよいでしょう

 3つ目は、アルコール類です。

お薬と一緒に摂取することにより、お薬の効果が弱まったり、強まったりするだけでなく、アルコールとお薬が反応することによってお薬の成分が分解されることもありますので、一緒に服用することは避けてください

 以上のように、水で服用することが基本ですが、どうしても水が手元にないときはお茶で服用しても構いません

今回挙げたのは一例にすぎないので処方されている医師や、薬剤師に相談してみましょう

また、最近では水なしで服用できるタイプのお薬もありますので、水なしで服用したい場合は医師または薬剤師に一度ご相談してください。

関東薬剤師
“水以外での薬の服用” の続きを読む

季節の変わり目

ですね

今回の冬は特に寒く感じたのは私だけでしょうか・・・雪降りすぎ

最近でも急に寒い日があったりと、昨年の猛暑のようなとても過ごしにくい季節でした

季節の変わり目で体調を崩しやすい方もいると思います

体調管理気をつけて下さいね

なぜ季節の変わり目ってなんで体調崩しやすいってみんな言うんですかね

どうやら、周りの気温の変化に体がついていかないことが原因みたいです

日ごろの不規則な生活ストレスなどに気温の変化が加わって、体調を崩しやすくなるみたいです

気温の変化には、体の自律神経が作用して体温を調節しているので、
季節の変わり目に体調を崩しやすい方は、自律神経、鍛えてみませんか(笑)

中部スタッフ
“季節の変わり目” の続きを読む