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こんにちは、今週からウィーズのブログ月曜日は頑張ってマジメなお薬の話をすることになりました。

もしかしたら一般常識!?逆に薬学関連の人じゃないと分かりづらいという内容もあろうかとは思いますが

薬をポンとお渡しするまでにも色々な注意や勉強をしているんだな、と感じていただければ幸いです。

今日はたまたま先日おやと思った事があったのでご紹介したいと思います。

親御さんや小児科で働くと聞きなれていると思いますが「溶連菌」という菌をご存知でしょうか。

僕も新人のころ耳慣れないそのような菌が一般的にお子さん方がかかるものだとは思っていませんでした。

症状は風邪のような症状から、発疹や高熱、舌の異常などが見られる病気です。

しっかり治療をしないと腎臓に悪さをしたりするので特にお薬を飲みきるようにお話をします。

検査ですぐ分かるので治療もすぐに行われるのですが一般的にはセフェム、ペニシリン系の薬(フロモックス、トミロン、ワイドシリン等)を10日くらい飲むことが一般的で、2回に分けて処方されることも多いようです。

ある日5日フロモックスを飲まれたお子さんにジスロマックが処方されました。

初回にお聞きしたときは溶連菌で5日後に来るとお聞きしていたので今回も続きだろうということは確実でしたがジスロマックが溶連菌に処方されるのは実は初めての経験でした。

もちろんこれは有効で、添付文書にもレンサ球菌に適応がありますし(溶連菌はレンサ球菌なんですね)一般的な治療法として確立されています。

それでも今までそのような例に出くわすことがなかったのはマクロライド系耐性菌や続発症に対するエビデンスの問題からのようです。 日本小児呼吸器疾患学会と日本小児感染症学会により作成された「小児呼吸器感染症診療ガイドライン2007」でも治療の推奨度はペニシリンアレルギーがある場合など、とされています。*フロモックス5日のみきりでもいいようですが・・・

最初の5日間で咳がひどくなってしまったのであえてジスロマックを選ばれたのでしょう、ふむふむ。またひとつ勉強になりました・・・

中部薬剤師
本文中に挙げた薬名は筆者が実際に調剤したものを抜粋したもので世の中には同成分で多くの製品があります。また、触れた治療法は代表的なものですので病状によって異なる処方をされる場合がありますのでご留意ください。

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