ブログをご覧の皆様、こんにちは
今回は抗生物質について、簡単にお話しようと思います。
抗生物質とは、「微生物が産生し,他の微生物や細胞の発育・代謝を阻害する物質」のことです
アレクサンダー・フレミングが1929年にアオカビからペニシリンを発見したのが始まりで、
これにより細菌感染症による犠牲を減らし、平均寿命を大幅に伸ばす原動力になりました
抗生物質には色々な種類がありますが、構造などの違いにより分類わけされています。
代表的なものとして、
ペニシリン系:サワシリン
セフェム系:バナン、トミロン、セフゾン、メイアクト
アミノグリコシド系:ゲンタシン
ニューキノロン系:クラビット
マクロライド系:ジスロマック、クラリス
テトラサイクリン系:ミノマイシン
などがあります。
その系統によって効果のある菌が異なり、使い分けられています。
また、抗生物質の問題点として、
抗生物質の効かない「耐性菌」・多くの抗生物質に耐性を示す「多剤耐性菌」
の出現があり、ニュースなどで知っている方も多いと思います。
こういった問題もあるので、医師の指示通り飲み切ることが大切です
中部薬剤師 34才男性