ブログをご覧のみなさま、こんにちは
今回は骨粗しょう症をテーマに書いていきたいと思います
骨粗しょう症とは
「骨の強度が低下し、骨折が起こりやすくなる疾患」のことです。
骨強度を低下させる要因として、骨密度の低下と骨質の劣化があげられます。
(割合にすると約70%が骨密度で、残りの30%が骨質になるそうです)
骨は骨の強度と形態を維持するために、常に新陳代謝を繰り返しています。
これを「骨リモデリング」といいます。
骨リモデリングでは破骨細胞による「骨吸収」が数週間続いた後、
骨芽細胞により数ヶ月かけて「骨形成」が行われています
成人では、骨形成と骨吸収がほぼ平衡状態で、骨量が一定に保たれています。
加齢や閉経などにより骨リモデリングにおけるバランスが崩れると、
骨吸収が骨形成を上回って骨密度が減少し、
骨質の劣化から骨強度が低下して
脆弱性骨折が起こりやすくなります
骨粗しょう症の治療薬には
・ カルシウム薬
・ 女性ホルモン薬
・ 活性型ビタミンD3薬
・ ビタミンK2薬
・ ビスホスホネート薬
・ 選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)薬
・ カルシトニン薬
など色々あります。
それぞれの薬剤の特徴と安全性を総合的に判断して使用されます。
ただ骨粗しょう症は自覚症状がないため、服用を断念してしまうケースも多いようです
骨折してしまうリスクを考えると医師の指示通り服用を継続することが大切です
中部薬剤師 30代男性