今回はこれからの季節お子さんがかかる事が多いだろう
とびひ
のお薬について紹介したいと思います。
秋~冬場は全くといっていいほど患者さんがいらっしゃいませんが
この梅雨に入り始める時期から
示し合わせたかのように小さいお子さんがとびひで薬局にいらっしゃいます!
そもそもとびひとはどんな病気でしょうか?
見た目では、水ぶくれができたりやそれが破けてジュクジュクした状態になります。
原因の大半が黄色ブドウ球菌の感染によります。
黄色ブドウ球菌は日常的にあちこちにいる菌で
傷口やむしさされを掻いたりした皮膚の弱いところから感染します。
正常な皮膚への感染力は弱い ので怖がることはありませんが
あせもや擦り傷、虫刺されを早いうちにケアすることが予防に有用です。
さてそんなとびひは薬局でどんな薬がでるかというと。。。
主役は菌をやっつける、広がらないようにする抗菌薬です!
これには飲み薬や塗り薬があります。
黄色ブドウ球菌に効果のある子供用の抗菌薬はたくさんあるので
味や粉の量(薬の種類によって用量がちがうんですね)を考えて
薬局から医師に提案することもあります。
例えば1日2回というチョイスができるがちょっと苦い。
なんてうまい話ばかりじゃない薬も有ります。
それでも比較的この菌に効く薬では味のよいものが多いと思っているんですが
大人の味覚と子供の味覚が違うのか、単に僕の味覚がおかしいのか意外に不評なこともあります。
良薬口に苦しといえどできるだけまずくない薬が出るといいですね。
29歳 男性 薬剤師