こんにちは。
今回ブログを担当させていただく新入社員のT.Sです。
薬剤師として社会に出て8か月が経とうとしています。
そこで、今回は薬剤師らしくお薬の話をしてみようと思います!
先月NHKの「ためしてガッテン」でドライアイの特集をしていたそうで、ドライアイの患者様とお話をしているとムチンやムコスタ点眼液、ジクアス点眼液について質問される回数が増えました。
ドライアイとは目が乾き、視力があっても見えにくい症状のことで、これは眼球の表面がデコボコしているから だそうで、このデコボコを平にするとよく見えるようになるのだそうです。
デコボコを平にしてくれるのは、白目の部分から分泌されている「ムチン」という物質。
これは、オクラとか納豆とか、ナメコとかのねばねばしたものにも含まれているそうです。
そして、この「ムチン」の分泌を促進させる点眼薬こそが「ジクアス点眼液」「ムコスタ点眼液」なのです。
ムコスタ点眼液の作用機序はよくわかっていないそうなのですが、ムコスタはジクアスの作用点であるP2Y2受容体には影響を及ぼさないことは分かっており、ジクアス点眼液とムコスタ点眼液を併用することで相乗効果が期待できると考えられています。
恐るべし「ムチンの力」
と「TVの力」。
まだまだ浅知恵ではありますが、たくさん勉強して、少しでも患者様の為になる話をしていけたらいいなと思います。