ブログなど知らない旧人類の私めにご指名あり戸惑っています
このごろ「あっ」と思ったことは、ごはんをめぐる話題です
同僚のAさんのお宅では、究極の電気炊飯器を買ったとのことです
Z社の製品で、南部鉄器製の平たい洗面器のようなお釜で、おこげも作れるとのことです
大変高価なものらしいようです
比べて我が家の10年来の炊飯器は、同じZ社ながら、
フッ素コーティングが、はがれて、いつもこげてくっつくのです
10年使えばいいだろうと変に納得して、電器屋さんに見に行きました
ずらりと並ぶいろいろなメーカーの特徴に圧倒され、頭の中が混乱して帰りました…
例えば、お米を浸水するために釜の内圧を下げる、真空釜とかの名前
あるいは超音波振動で米粒を震えさせて浸水させる
火力を強めるために鉄部をリング状に厚くして羽釜とかの名前
釜のコーティング材質も、プラチナ、ダイヤモンド、あるいは土鍋といろいろです
圧力なべ形式になり、蒸気もあまり出ないようになっているようです
究極は、お米の銘柄別に、水加減、火加減を調整して炊けるP社の物でした
ヘルメット位のサイズに現代の技術を組み入れた、アイデア対決の場でした
みな、土鍋や、鋳物の羽釜で炊いたような、究極のおいしさを目指していました
次はどんな方法を取り入れるのだろうかと、思い煩うこの頃、地元の風変わりな弁当屋さんのチラシを見て
「あっ
」
っと驚きました
そのキャッチフレーズは次のようなものでした
『昔は誰でも食べていた薪(たきぎ)で炊いた極うま御飯。今はもう藤枝だけ。』
本当に昔ながらの羽釜と分厚く丸い木のふたでマキの火で炊いているとのことです
日本では当店だけとのことです
うまいという味覚ももしかして歴史的に刷り込まれてきたものかもしれません
江戸時代以来、薪で炊いた味がうまいのかもしれません
土鍋にいたっては、登呂遺跡の弥生時代以来の味かもです
現代最高の技術とアイデアで昔の味に限りなく近づいてきましたが、
所詮バーチャルなので、本当のことをされると、驚きを感じてしまうのかもしれません
なんだか抜け駆けをされたようにも思えました
おいしい御飯?
改めて考えさせられました
中部 薬剤師 男性

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