イーケプラについて

今回は抗てんかん薬であるイーケプラについて調べてみました

イーケプラは比較的新しい抗てんかん薬です。
他の抗てんかん薬とは異なる作用機序を持つため、他の抗てんかん薬の効果が不十分な場合に追加する薬剤として位置付けられています

そもそも、てんかんとは慢性の脳疾患のことで、大脳の神経細胞が過剰に興奮するために、痙攣などの発作が起こるものです。
抗てんかん薬はその脳の異常な活動を抑えるように作用します。

例えば、部分発作の第一選択薬であるカルバマゼピンは脳の活動に関係するNa+の細胞への流入を抑制する薬剤です。

一方、イーケプラは神経伝達物質放出の調節に関わる脳のシナプス小胞タンパク2A(SV2A)と特異的に結合することで抗てんかん作用を発揮します。 さらに、カルシウムチャネルを阻害するなどして脳の神経の興奮を抑える薬剤です。

従来のてんかん治療では、最初の薬剤を最大容量まで使用しても効果が十分に得られない場合に他の薬剤に変更する方法が主でしたが、 その場合、薬の量が増えると同時に副作用の発現リスクも高まってしまうということが多くありました

そこで、最近ではイーケプラなどの新しい抗てんかん薬を比較的早い段階で追加する方法が注目されています。

イーケプラの特徴をまとめると、

・他の抗てんかん薬で十分な効果が認められない通常4歳以上の小児から成人までのてんかん患者の部分発作に有効である
・他の抗てんかん薬の血漿中濃度に影響しない
・有効用量から投与開始できる
・他の抗てんかん薬とは作用機序が異なる
・錠剤とドライシロップの2剤形ある
などがあげられます。

他にも効果の発現が早いことも注目されるポイントの一つで、投与翌日から発作抑制効果が期待できるという特徴があります。

抗てんかん薬の中には効果判定まで1年ほど必要な薬剤もありますが、イーケプラは遅くとも半年で効果の判定が可能なんです
てんかん治療の早い段階での使用が試みられてよい薬剤と言えるかもしれませんね

実際、米国のエキスパートオピニオン2005でレベチラセタム(イーケプラの成分名)は部分発作の併用薬として、
どの薬剤との組み合わせにおいても高い評価を受けています

てんかんは、発作が起きると意識障害を起こすことも多く、日常生活に大きく影響する疾患です。
そのため、発作ゼロを目指した治療が理想なんです

また、薬による副作用の軽減もとても重要です。
イーケプラも多くの他の抗てんかん薬同様、傾眠などの副作用の報告があります。
ただ、他剤とうまく組み合わせて用量を調節することで、そのような副作用の軽減も可能かもしれません

今後イーケプラのような新らしい抗てんかん薬が増えれば、さらに薬剤の選択肢が広がり、
発作ゼロに向けたてんかん治療が発展していくかもしれませんね

中部薬剤師 30代 男性

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