患者さんへの「支援」の在り方

現在の医療は慢性疾患中心の治療から、予防医療や療養医療の重要性も見直され、こうした医療内容の変化にあわせ、患者さんも高いレベルの医療サービスを期待しています。
私は薬剤師として、従来の問題解決型アプローチとともに、「患者が期待するレベルに向けてこれから何をしていくか」「自分が期待される役割を、成し遂げていく事を達成するためにどうしていくか」という「目標達成型アプローチ」を取り入れることで、より高いレベルのサービスを患者さんに提供できると考えています。問題解決型アプローチとは、過去に向かってその原因を追求しているのに対して、目標達成型アプローチは、未来に向けてその手段を追求していきます。この目標達成型アプローチにより、患者さんの目標実現とそのための行動を支援するコミュニケーションが「コーチング」です。一方患者さんに情報提供し行動を指示するのは、「ティーチング(教えること)」でこれらを考慮し効果的な患者サポートを実施したいと思います。

患者さんをサポートする4つのスタンス
患者さんを理解する(理解・承認)
 患者さんが不安を感じたり、精神的に落ち込んだりしているときには、どんなに薬剤師が情報提供や生活指導しても、患者さんは、受け入れる事ができないので、ひたすら「患者さんの思いを聞く」事がポイントとなり「聞く力」が重要
患者さんが知っておくべき基本的知識を伝える。(指導・情報提供)
必要十分な情報提供・指導による「服薬方法」や「服用上の注意点と対処法」「生活習慣上の留意事項」を共有する事が大切
患者さんの自発的行動を支える
本当にしなければと思っているが、なかなか行動が出来ない患者さんに、対話を通じて目標を明確にして、行動を起こせるようにしていく支援をする
患者さんの求めに応じて助言する
「この薬剤師に聞けば大丈夫」という信頼関係が不可欠ですから、そこに至るまでの関わり方が大きく影響してくると思います
以上、薬局におけるコーチング・コミュニケーションの考え方の基本を簡単に記しました。患者さんをサポートする観点から薬局の現場で活躍したいと思います。

愛知県 薬剤師

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