痛風・高尿酸血症について

痛風とは、「風が吹くだけで痛い」といわれるほど激しい痛みを伴う急性関節炎が引き起こされた状態です。
この関節炎は、足首手首の関節、まれになどに出ることもあります

痛風は圧倒的に男性に多くみられ(95%以上)、これだけ男女差がでる病気もめずらしいのではないでしょうか
これは女性ホルモンに腎臓からの尿酸の排泄を促す働きがあり、血清尿酸値が女性では男性より低いからです。閉経後に女性ホルモンの分泌が減ると尿酸値は少し上昇し、男女差は小さくなります

原因は高い血中尿酸値が続いていることがあげられます。

からだの中で多くなった尿酸が溶けきれずに関節などで結晶化し、痛風発作を引き起こします。 ときには、腎臓に結晶化して尿路結石や腎障害などを引き起こすこともあります

尿酸は、食品に含まれるプリン体が分解されたときの副産物として生成され、加えて体内で自分の細胞を分解するときにも生成されます。
からだの中では、毎日一定量の尿酸がつくられ、一定量が主に腎臓から排泄されてバランスを保っています。しかし、尿酸がつくられすぎたり排泄されにくくなったりして、この産生と排泄のバランスが崩れると、体内に尿酸の量が増えすぎて高尿酸血症になります

高尿酸血症の治療薬は尿酸排泄促進薬、尿酸生成阻害薬があり、尿路結石を予防するため尿アルカリ化薬が使われます。

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血中尿酸値が高いだけでは自覚症状はないのですが、尿路結石や痛風発作などを起こさないように、医師の指示通り薬を服用して血中尿酸値をコントロールすることが大切です


中部薬剤師 34才 男性

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